漁法開発・海洋調査

浮沈式生簀

国内における海面養殖に適した静穏な海域は、ほぼすでに利用されているのが現状です。
そのため、例えば湾外など、これまで養殖には適さないとされてきた波浪・潮流等の厳しい海域でも、大規模かつ安定的にクロマグロ養殖を可能にする技術が望まれています。
この問題を解決するために、養殖している状態で《沈める⇔浮かせる機能》を備えた、HDPE(高密度ポリエチレン)パイプを利用した世界初の『大型浮沈式生簀』を開発しました。

主な特徴

‖翩・荒天影響から回避
3m以上の波高が予想される場合には、海面下に沈降させることで回避
¬ね用海域の利用を可能に
湾外などこれまで利用されてこなかった海域での新規養殖が可能に
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赤潮・濁水からの回避、網付着生物・寄生虫の抑制や予防、適水温域飼育、日焼け対策、盗難防止など
直径50m生簀:沈降動作
直径30m生簀:浮上動作

空気揚網

定置網の操業に於いて、高齢化や人手不足は深刻な問題となってきています。日東製網では、定置網の揚網作業の一助に、空気揚網システムの開発に取組んでいます。
大型の養殖生簀を生簀ごと浮沈させる世界初の技術(特許出願中)を定置網にも応用し、魚捕り部分に魚を追い込み、作業の軽労化を実現します。

海洋調査

定置網や、養殖網の設置に於いて海底地形の把握は、網の設計や漁獲効率を高める上で重要な要素です。
日東製網ではお客様のニーズに応じて、様々な調査やお手伝いを行っております。

  • ・漁場調査のデータを解析し、地形、隣接漁場との距離、盛漁期等を考慮した、最適な網の設置のお手伝いをしています。
  • ・魚探やソナーを用いて海底図を作成します。
  • ・潮流に対する網の設置角度は網の変形を維持するのに重要な要素となる為、一定期間、網の近くに潮流計を設置する事により、設置方向や潮流の速さを把握し、その漁場の判断材料とします。
  • ・漁場調査により岩礁や岩盤等が確認された場合はROV(水中テレビ)でその形状を把握します。
  • ・設置した網を実際に目で確認する事もでき、破網等の確認も可能です。
  • ・ソナーの設置により、網周辺や網内での魚群の動きをつかみます。
  • ・網深計の設置により、網吹かれ等の計測を行います。